1. 早期審査(標準的なスピードアップ)
通常の審査では、特許庁に審査をお願いしてから最初の審査結果(一次審査通知)が出るまでに平均して約10~15ヶ月程度かかります。これを約3ヶ月以下に短縮できるのが早期審査です。
- 特許庁への申請費用: 無料
- 主な対象要件(以下のいずれか1つを満たせばOK):
- (1)実施関連出願
- (2)外国関連出願
- (3)中小企業、個人、大学、公的研究機関等の出願
- (4)グリーン関連出願
- (5)震災復興支援関連出願
- (6)アジア拠点化推進法関連出願
2. スーパー早期審査(最速のスピードアップ)
早期審査をさらに加速させ、申請から約1ヶ月以内(場合によっては数週間)に最初の審査結果が出る、特許庁における「最速」の審査制度です。
- 特許庁への申請費用: 無料
- 主な対象要件(早期審査よりもハードルが上がります):
スーパー早期審査の対象となる出願は、出願審査の請求がなされている審査着手前の出願であって、以下の(1)及び(2)の両方の要件を満たす特許出願です。
(1)「実施関連出願」かつ「外国関連出願」であること、又はスタートアップによる出願であって「実施関連出願」であること
(2)スーパー早期審査の申請前4週間以降になされたすべての手続をオンライン手続とする出願であること - 重要な注意点:特許庁の審査が極めて早い分、出願人側にもスピーディーな対応が求められます。もし特許庁から「ここを修正してください」という通知(拒絶理由通知)が来た場合、通常は60日以内に対応すればよいところ、スーパー早期審査では原則として30日以内に応答しなければ制度の適用から外れてしまいます。
3. 各審査制度の比較表
| 項目 | 通常審査 | 早期審査 | スーパー早期審査 |
| 最初の審査結果までの目安 | 約10~15ヶ月 | 約3ヶ月以内 | 約1ヶ月以内 |
| 特許庁への申請手数料 | なし | 無料 | 無料 |
| 要件のハードル | なし | 比較的低い | 高い |
| 修正を求められた際の応答期間 | 60日 | 60日 | 30日以内 |





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